大分市佐賀関できのう、住宅や空き家など少なくとも170棟以上焼ける大規模な火災が発生しました。現場から中継です。

火災の発生からまもなく16時間が経過しますが、現場からは依然として白い煙が上がっていて、鎮火には至っていません。

きのう午後5時45分ごろ、大分市佐賀関で「家が燃えている」と周辺住民から通報がありました。消防が消火にあたりましたが、出火当時、強風注意報が発表されていて、住宅や空き家など170棟以上に延焼したほか、隣接する山にも火は燃え広がりました。

県などによりますと、現場に住む76歳の稲垣清さんと連絡が取れなくなっているほか、115世帯175人が避難しました。

警察と消防によりますと、現在も鎮火には至っていません。

午前8時を過ぎたあたりから、消防車の数が増えてきました。消防団の1人は「建物が全く残っていない状況で言葉がない」と話していました。