コメ価格の上昇止まらず 「減産」か「増産」か

井上キャスター:
スーパーのコメの販売平均価格は、2025年8月以降から上がっていき、今は4316円となっています。(11月3日~11月9日)
コメについて報道されることは減りましたが、価格は上がっています。
TBS報道局経済部 田中 記者:
今後どうなるかというところですが、結論から申し上げると、そんなにすぐに大きくは下がりません。
2025年の新米は高い価格で取引されているので、損切りして売らない限り、そんなに流通するコメが安くなりません。大手卸業者の幹部によると、「この3か月、下がったとしても数十円~百円程度ではないか」といった意見もあります。
井上キャスター:
そうすると、4000円台は変わらないということですね。
TBS報道局経済部 田中 記者:
あくまでも可能性です。ただ、この先、2026年の春くらいには少しずつ下がっていくのではないかという意見もあります。
2026年も、また秋くらいから新米が出てくるわけなので、2025年のコメが余っていると、2026年のコメと一緒に市場がコメで溢れてしまうとなると、価格が少しずつ下がる、もしかしたら大きく下がる可能性もあるのではないかと見ています。
井上キャスター:
政策としてどうしていくのか。「減産」なのか「増産」なのかを見ていきたいなと思いますね。

実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸:
多分、正解は誰もわからないんだろうなという雰囲気がすごいします。
個人的に、主食や食べ物は国の文化において重要なものだと思うので、闇雲に値下げしたからといって、農家が食べていけなくなったら、それはそれで農家が負債を背負うことになります。
農家も食べていけて、国民も安定して安い値段でコメを手に入れられるといった両立はすごく難しいと思うのですが、政治家に「頑張ってやってください」と無責任にお願いしたいなと思っております。
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<プロフィール>
田中優衣
TBS報道局経済部 農水省担当
コメ問題を取材
好きな銘柄は華越前
岸谷蘭丸さん(24歳)
ボッコーニ大学在学
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立
教育・多様性などを発信














