事故のその後

事故の要因として、事故当日の警備活動において、主催者側、警備会社側、警察署側の三者間での綿密な事前準備を欠き、一貫した組織的活動が行えなかったことが挙げられます。

その後の裁判では主催者の明石市、警備会社、警察それぞれに責任があったと認められました。

事故現場には、慰霊碑が建立されています。

この事故について警備の専門家は、「このような人の流れが交錯する場所においては、観客の安全を確保するために、一時的な“通行規制”や“一方通行”を導入することが最も効果的かつ適切な事故防止策であった」と指摘しました。

実際にこの歩道橋事故の教訓から、日本の雑踏警備においては、一方通行を警備体制の大原則とする措置が取られることになりました。