インフルエンザが猛威をふるっています。北海道内12の地区で警報が出されていて、北海道内全体の警報の発表も迫っています。
注射を打たれても、この表情。

年末年始に家族で旅行する予定で、早いうちにインフルエンザの予防接種を受けたということです。
札幌市中央区のこのクリニックでは、予防接種を受ける人が午前中から訪れていました。
ファミリークリニックさっぽろ山鼻 松田諭院長
「ここ2~3週間前から、結構急激にお子さんから増えているような印象がある。特に小学校の学級閉鎖とかどんどん出ていたりして。これから感染は広がっていく可能性はあるかな。全道的に」

11月3日から9日までの1週間に北海道内167の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は4709人で、札幌や江別、旭川など12の保健所の管内で警報が出されています。
北海道内全体で見ても1医療機関当たりの平均の患者数が28.20人と警報発表の目安となる30人に迫っています。

受験生
「すごい短い期間でたくさん感染していて、学年閉鎖とかになっていて怖いなと思った」

受験生
「受験生なので勉強しないといけないのに、授業に遅れちゃうとあまり受けれなくなって大変になるな」

感染者が急激に増えた背景には、全国各地での大規模イベントの開催があると考えられています。
ファミリークリニックさっぽろ山鼻 松田諭院長
「医学的に正しいかどうかわかりませんが、万博とか言われたりしていますよね。そういうイベントがあったりすると流行るとか」

札幌でも先週末に人気アイドルのコンサートが開催され、2日間で延べ10万人が訪れました。
インフルエンザは閉鎖された空間に人が密集すると感染拡大のリスクが高まるとして、北海道は、手洗いやマスクの着用など感染予防の徹底を呼びかけています。















