《札幌のホテル不足…解消の見込みは?》
世永キャスター:ホテル不足は解消するのか、専門家に聞きました。

帝国データバンク札幌支店 情報部・渡辺雄大部長
「札幌市内のホテルについて、需要に対して供給が足りないのでは。北海道の客室稼働率は年間平均で8割くらいの稼働率。8割というのはほぼ満室に近い状況。新しいホテルを新築で増やせるかというと、ホテルを建てる土地があるかとか、オペレーションに人が必要になりますので、人材を確保できるかという問題を鑑みると、今の市内の状況で新しく次々建てるのは難しい」
世永キャスター:土地や人材が足りず、新しいホテルは建てるのは難しいということですが、他にもこんな指摘をしています。

帝国データバンク札幌支店 情報部 渡辺雄大部長によりますと
▼再開発で外資系ホテルが進出しているが、ターゲットは海外の富裕層
▼民泊では宿泊部屋数が足りない
▼既存ビルを用途転換しないとホテルは増えない
堀キャスター:ホテル不足している、なかなか予約が取れないとなると、旅の満足度は下がってしまいますか?
コメンテーター 平野龍一さん:楽しむために来たのに、宿泊場所がないとなるのは残念。うれしい悲鳴ではあるものの、解決策としては、札幌にはもう土地がないので、近隣都市にホテルを建てることや、イベントが重なりがちなので、上手に調整してもらってなるべく分散してもらえるといいのでは。
堀キャスター:観光全体をコントロールする、交通整理も大事なのかもしれません。これから冬の観光シーズンが始まり、雪まつりもありますので、供給量が足りていない、札幌で観光したいのに地方でホテルを予約しないとならなくなって、移動に時間がかかるとなると、時間やお金の面で満足度が下がってしまうので、観光客の受け入れ体制の強化が必要だと思います。














