らしくない?企業・団体献金めぐり繰り返す「検討」
井上キャスター:
一方で、あまり“らしさ”が出なかったのではないかという場面もありました。

立憲民主党 蓮舫 参院議員(参院予算委・11月12日)
「去年の裏金を受けて政治とカネを透明化しようという法改正からも、地方支部は対象外になっているんです。これ何で抜け落ちてきたんでしょうか」

高市総理
「自民党総裁としてという事でございますけれども、今後の“検討”事項であろうかと思います」
蓮舫議員
「地方支部を迂回した献金の付け替え、これは禁止しませんか」
高市総理
「政党の資金調達の在り方について、幅広く“検討”を進めるという事になっております」
大きな焦点の一つとなっている企業団体献金について、高市総理は「検討」という言葉を繰り返しました。
高市総理
「まだこれから“検討”をしっかりしていくということでございますんで…」
「今後“検討”をさせていただきます」
蓮舫議員
「私きょう、“検討”という言葉を何回聞けばいいんでしょうか」

星浩さん:
自民党自体が企業・団体献金がないとやっていけないというのが本音です。これを縮小するのはなかなか難しいです。ただ、7000もの受け皿の支部があるということ自体もおかしいと思います。
また、高市総理を旧安倍派の人たちが支えているところがあります。裏金問題といえば、旧安倍派が色々な問題を起こしたということもあり、そこに踏み込むことは、高市総理は政治的になかなかやりきれない。高市政権の置かれている実態が、浮き彫りになったことは確かだと思います。
井上キャスター:
蓮舫議員もやり取りの中で地方支部にこだわっていました。地方支部の献金はOKとされていますが、実質、議員個人の献金ではないのか、抜け道ではないのかと言われています。
自民党は地方支部が7700以上ありますが、野党各党は200~400しかないため、自民党はおかしいのではないか。切り込んでいただきたい部分です。














