対策考えなければ「陸奥湾のホタテは終わりだ」市長に求める救済策

こうした状況は、陸奥湾の他の漁協も同様です。
青森市漁協が先週8日(土)に行った調査では、稚貝は全滅していて、漁師たちは西秀記 市長に救済策を求めました。

青森市漁協 澤田繁悦 組合長
「ゼロになってからホタテを増やすことは難しい。ゼロになる前に、あるところから移入するなど考えないと陸奥湾のホタテは終わりだと思う」

これから湾内で課題となるのは、養殖を継続できる体制の確保です。
来年2026年の春先に産卵する親貝も各地で死んでいて、今後、親貝の不足によって新しい稚貝を十分に確保できなくなる恐れがあります。

平内町 ホタテ漁師 田村義夫さん
「このままだと見込みなくなる。一番の問題は母貝(=親貝)対策。土屋でも親貝用の半成貝はほぼ全滅なんだよ…」

県の基幹産業であるホタテ養殖は、記録的な猛暑により正念場を迎えています。















