「浸潤性小葉がん」しこりとして現れにくいのが特徴

 乳がんは女性で最も患者数が多いがんで、生涯で9人に1人が発症するといわれています。

 アンナさんは、乳がんの一種「浸潤性小葉がん」といわれるもので、母乳をつくる乳腺の小葉から発生し、周囲の組織に広がるがんでした。しこりとして現れにくいのが特徴です。

 (国立がん研究センター中央病院 米盛勧腫瘍内科長)「小葉がんという特殊なタイプのがんになります。乳がんの中ではリンパ節やリンパ管を介しての転移が多いといわれています。長い場合は治療が10年くらい続くこともあります」