増える「L8020乳酸菌」製品
佐藤准教授は、今年、京都で行われた学会で研究の成果を発表しました。研究は、食道がん手術を受けた患者のうち、手術前にL8020乳酸菌が入ったオーラルケア商品を「使用した人」と、「使用していない人」のその後の症状を比較したもの。まだ研究の途中で母数が異なるため、単純比較はできませんが、これまでは、L8020乳酸菌製品を使用していなかった患者108人のうち、14.8%が手術後に肺炎になっていました。一方、製品を使用した56人の患者は、手術後、肺炎を患った割合が3.6%に留まったといいます。

歯科医だけではなく、食道外科医も注目するL8020乳酸菌。マウスウォッシュや歯磨きジェルなど、これまでに様々な商品が誕生しています。
佐藤准教授「例えば食道がん手術後の肺炎を減らせるだけではなく、食道がんの増えるスピードを遅くできることから再発を減らすことができる、もっと言うと食道がんになるリスクを下げられる可能性が非常に高い」
佐藤准教授は、今後もL8020乳酸菌について研究を重ねていくということです。
佐藤准教授「歯(口の中の環境)はみなさんが思っている以上に全身に影響を与えます。そういう点でこのL8020乳酸菌でできたオーラルケア商品は、ものすごく理にかなったすばらしい製品だと私は思っている」

正しい歯磨きとオーラルケアで歯周病を予防し、全身の健康を保ちましょう。














