絶好の撮影地「布原の三重連」とは?
伯備線では、1972年まで活躍した蒸気機関車です。新見市の現在の布原駅付近では、デゴイチが3両連なる「三重連(さんじゅうれん)」で貨物をけん引【画像③】。
カメラの撮影地「布原の三重連」として有名になり、1968年ごろから1971年の4年間には、約6万人の鉄道ファンが、カメラにその雄姿をおさめようと訪れたといいます。
【画像④】は、撮影のために伯備線の鉄橋を渡る人たち、今では考えられない光景ですね。
【画像⑤】は、山肌をびっしりと埋め尽くした、三脚を据えたカメラマンたちの姿です。
(元機関助士 窪田義弘さん)
「本気で石炭をたいて真っ黒い煙を出してあげて、煙もトンネルに入るまでふたをしないということをみんなしていました」
「その代わり1両目、2両目、3両目あるけど、3両目に乗っている人はトンネルの中の全体の煙が全部集中してくるから真っ黒です」
(元機関士 岩本博さん)
「とにかく暑いです。石炭をたくわけですから夏でも。だから全部びしょ濡れです。汗で。非常に暑かったです」【画像⑥】
元機関士や機関助士、そして鉄道ファンにとっても思い出深い「デゴイチ」と「三重連」です。














