5年前、北極の氷が溶けたことで日本が大雪に

 2020年12月~2021年1月上旬は冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に記録的な大雪となりました。大雪の影響で、12月に関越自動車道で多数の車の立ち往生が続いた映像は記憶に新しいと思います。その原因は、偏西風が南に蛇行し、シベリアから強い寒気が南下したためです。

 実は2020年12月、北極域のバレンツ海の海氷が少なくなっていたのです。そのため、気象庁では偏西風の蛇行の原因の一つに北極域の海氷の減少があると発表しています。

 つまり、北極の氷の減少によって、偏西風が蛇行し、その結果日本が大雪になったのではないかと考えられているのです。