(ラ・ファミリエ理事・西朋子さん)
「穂乃果さんは妹思いです本当に。ただそれが逆にしんどくなる時もあるんじゃないかなと思う時もある。一番は愚痴を吐ける場があったらいいなと思います。しんどいことを乗り越えなさい、とも思わないし」
“親戚のおばちゃん”のような立ち位置で-。それが、西さんのモットーです。「一人で抱えないでねって思います。それはお母さんに対してもきょうだいさんに対しても、みんなに思うことなので。ラ・ファミリエにきたら何とかなるよ、と。一緒に考えるけん、話聞くけん、一緒に頑張っていこうっていう姿勢なので」
■「好きなことがあるからこそ自分らしくいられる」
幼い頃から、妹が今何をしたいのか、何を訴えているのか、気持ちを汲み取ることが上手だった穂乃果さん。現在、コミュニケーションに問題を抱える人をサポートする言語聴覚士を目指して、地域の手話サークルに通っています。
(穂乃果さん)
「どこもすごく楽しくて、すごく必要で、自分にとって大切な場所です。好きなことがあるからこそ自分らしくいられると思うから、大切にしたいと思ってます」自分の人生を自分らしく。それが、きょうだい児を支える全ての人の願いです。
(母・理江さん)
「昔は我慢させてたことがあまりにも多かったから、今は自分のやりたいこととか目標をどんどん見つけて、突き進んでほしいなって思います」
インタビューの最後に、理江さんはこんな話をしてくれました。