消費税、上げるときは早く、下げるときは時間かかる、説は?
――レジシステムの改修に時間かかる、もちろんそうだと思うんですけれど増税するときは結構すんなりやるじゃないですか。これは何の違いなのか疑問に思います。
石破茂前総理 :実際に今まで消費税について税率を変えるっていうのをやってきました。すぐ上がるって言うけども、全てにシステムが行き渡るまではやっぱり時間かかるんですよ。ただ、上げるときはかなり早くから準備してましたからね。上げますってことを前提に、システムなんかもずっと前から準備をしていました。で、消費税下げるっていうことを決めてから、やっぱり準備する時間はかかるってことであって、消費税を上げる時はパッとできて、下げるときには時間かかるっていうのは、それは事実とは違います。
――石破さんが総理になるときに、期待がすごくあったと思うんですが、総理になられた後はそのトーンが少し落ちたといいますか、陰りを見せたのではないかという指摘もあります。
石破茂前総理 :去年総理になってね、すぐ解散総選挙やって負けたじゃないですか。自民党公明党で衆議院で過半数を割っちゃいましたよね。そうすると自民党の中の議論も大事だけれども、この政策は立憲民主党、この政策は国民民主党、この政策は維新の会、それぞれの政党と調整しないと法律案1本通らないわけですよ。自公で過半数持っていると早いわけだけど、過半数割っちゃうとそれぞれの政党さんと協議しなきゃいけない。そういうところに助けてもらえないと決まらないわけだから、本当に丁寧に丁寧に丁寧に説明するのはそれは時間もかかります。だからスピード感が落ちたっていうのは、やむを得ないことだったと、言い訳っぽく言えばそういうことです。














