家電量販店で冷凍庫を購入し…
10月30日の大津地裁の判決(畑口泰成裁判長)によると、その後の経緯は次の通りだ。
被告らは、野中被告宅に出入りしていた介護ヘルパー(野中被告の母の介護を担当していた)に、まりこさんへの暴力が発覚することをおそれ、まりこさんを岩瀬岩瀬浩一郎・龍彦被告宅で生活させることに決めた。
その後まりこさんは、容態が悪化し、2020年9月に岩瀬浩一郎・龍彦被告宅で死亡した(死因は不詳)。
その後の被告3人とAさんとの話し合いで、遺体を冷凍庫に隠すことを野中被告が提案した(弁護人は、遺棄を提案する前に、警察への通報も提案していたと主張したが、判決でその点への言及はなかった)
野中被告は家電量販店で冷凍庫を購入。岩瀬浩一郎・龍彦被告宅に持ち帰り、3人はまりこさんの遺体をビニール袋に入れ、冷凍庫に遺棄した。
Aさん宅で見つかった遺書にしたがい、警察が見つけるまで、まりこさんの遺体は、4年半余りも冷凍庫の中に遺棄されていたことになる。
人生を終えるにあたって、後ろめたさが去来し、遺書に遺体のありかを記したのか… 真相は闇の中だ。














