妻への暴力の背景には何が? 夫の“悔恨”

検察は、被告3人やAさんによる親族間の話し合いで、まりこさんが自分が巻き込まれている点について疑問を呈したり、不満を言ったりしたところ、Aさんが “まりこさんに対して暴力を振るうよう命令するようになった” と指摘。
公判でまりこさんの夫・野中秀紀被告は、被告人質問で当時についてこう答えている。
弁護人 「まりこさんに暴力はふるった?」
野中被告「Aさんから命令を受けて、軽くですけど、した。頭をポンとか、背中をポンと。それをしなかったら、Aさんが龍彦被告に『秀紀(野中被告)を殴れ』と指示した」
弁護人 「殴るのは躊躇した?」
野中被告「躊躇していました」
弁護人 「遺体を隠し続けた理由は?」
野中被告「自分の罪を隠すためです」
その後、弁護人から「まりこさんに対して今どのような気持ちか」と聞かれると、野中被告は、少し間をあけた後、まっすぐ前を向きながら涙交じりの声で「守ってやれなくて、本当にかわいそうなことをした」と話した。














