国は文化財の保全に国産漆を使用するよう通知　しかし・・・

文化庁は10年前、貴重な文化財の保存修理に国産の漆を使用するよう通知。

しかし現在、国内で流通する漆のおよそ93%は中国産です。

保存修理には年間で平均2.2トンの国産の漆が必要ですが、2024年の生産量はおよそ1.8トン。

需要の高まりに供給が追いついていないのが現状です。

こうした状況から渡邉さんは4年前、「鳥栖漆会」を発足。

国産の漆文化を守るためウルシの植栽活動などを続けてきました。