自衛隊が後方支援 駆除びための武器使用ができないワケとは?

 クマをめぐっては、自衛隊も動き始めています。秋田県では順次、自衛隊員を派遣していて、5日からは鹿角(かづの)市に15人派遣されています。箱わな(約200kg)の運搬や、クマの輸送など後方支援をするということです。

 捕獲はせずあくまでも「支援」。その理由について秋田県・鈴木健太知事のSNSによると、

 クマ駆除のための自衛隊の武器使用は
 ▽法的に不可能(出動の要件が「民生支援」のため)
 ▽現状の装備や訓練では難しい(ピストルや自動小銃ではなく狙撃銃など殺傷能力の高い武器が必要)
ということです。

 大西氏は今回の自衛隊派遣について「助かる話ではあるが、根本的な解決にはならないのではないか」と厳しい見方をしています。