11月に入って、ようやく秋冬を感じる気温や季節になってきたところですが、日本の南に目を移すと、発生中の台風25号に加え、新たな熱帯低気圧が発生しています。気象庁によりますとこの『台風のたまご』はあすにも台風に発達する見通しで、勢力を強めながら西北西へ進んでいく予想となっています。
気象庁の発表(4日午後4時15分)によりますと、熱帯低気圧はカロリン諸島付近の海上にあり、西へ時速30キロで進んでいます。中心の気圧は1004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルです。
■今後の進路 暴風域ともなう予想
熱帯低気圧は、5日には台風に変わり、西北西へ「ゆっくり」進む予想です。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなるでしょう。
6日午後3時には、台風はマリアナ諸島へ移動し、引き続き北北西へ時速10キロで進む見込みです。中心気圧は994ヘクトパスカルになり、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルが予想されています。
7日午後3時には、台風はフィリピンの東の海上に達し、西北西へ時速15キロで進む予想です。中心気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルとなるでしょう。
8日午後3時には、台風はさらに発達して暴風域を伴うとみられます。西北西へ時速20キロで進む見込みで、中心気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルと予想されます。
9日午後3時には強い台風となり、中心気圧は980ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルに勢力を強める見込みです。8日以降は暴風を伴う暴風警戒域が予想されています。その後の進路はまだ定まっていません。














