安福容疑者「捕まるのが嫌だった」逮捕の決め手はDNA鑑定

高羽奈美子さんの夫・悟さんは、当時2歳だった息子の航平さんとビラ配りをするなど、事件の解決を粘り強く待ち続けてきました。

遺族にとって長すぎる26年を、安福容疑者は何を思い、どう生きてきたのか。

近隣住民
「(安福容疑者と)あまり会ったことがない。見ることもあまりない」

地域の集まりに参加することはなく、近隣トラブルを起こした様子もないという安福容疑者。

11月3日、新たに逮捕後の供述が明らかになりました。

安福容疑者はこの26年間について、「毎日不安だった」と供述。

「事件について新聞も見られなかった。事件の日が近づくと悩んで気持ちも落ち込んで沈んだ。家族や親族がいるから迷惑をかけられないし、捕まるのが嫌だった」と話しているということです。

安福容疑者は2025年8月以降、警察から複数回事情聴取を受け、当初はDNAの提出を拒否していましたが、出頭の直前にようやく応じ、これが逮捕の決め手になりました。

安福容疑者
「2025年8月に警察が来て、捕まってしまうことを覚悟した。被害者に対して申し訳ない」

幸せな日常を突然奪われた高羽さんは、安福容疑者と面識がなかったとみられ、警察が引き続き犯行の動機を調べています。