アンカーに大物ルーキーの平林、神野大地監督のM&Aベストパートナーズは予選突破なるか?

アンカーの7区ではGMOが22年ニューイヤー駅伝5区で区間賞の小野知大(26)、SUBARUが23年日本選手権5000m3位の清水歓太(29)、ロジスティードが大物ルーキーの平林と、勝負を決することができる選手たちを残している。

しかし5、6、7区は現時点の選手層の厚さが反映される。良い状態を作ってきたチームの選手が抜け出したり、リードを広げたりすることが多い。エントリーされた選手の顔ぶれを見るとGMO、富士通、Honda、SUBARUといったチームが強そうで、他のチームは3区、または4区までに優位な位置に上がっておく必要がある。

また、ニューイヤー駅伝出場資格が与えられる13位(12位チームと、12位から10分以内の1チーム)争いも、優勝争い以上に熾烈となる。神野大地監督がプレイングマネージャーを務めるM&Aベストパートナーズも、初出場だがボーダーラインと言われるまでの力を付けた。「4区以降は、他のボーダーのチームと比べても差はないと思っています。3区終了時に13番以内に入ってくれば行けると思っています」。新しいチームの挑戦も、今年の注目点となる。

※写真:GMOのルーキー太田蒼生選手(25年1月撮影、箱根駅伝)

(TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター)