箱根駅伝2、3、4区の日本人最速ランナーと、ハーフマラソン学生記録保持者が揃った3区
2区のインターナショナル区間を挟んで最長区間の3区に、有力チームの大物ルーキーたちが集結した。前述のようにGMOとサンベルクスは、1区にもエース級を起用し、3区終了時にはトップに立つ区間配置をしている。富士通は1区に、23年大会6区区間賞の伊豫田達弥(25)を起用したが、高橋健一監督は「1、2区で後れる可能性もあるので、3区で挽回したい」という狙いで篠原を起用した。
サンベルクスの吉田響は今年1月の箱根駅伝2区(23.1km)で区間歴代2位、日本人最高記録で篠原に勝っている。GMOの太田は昨年の箱根駅伝3区(21.4km)で同様に区間歴代2位、日本人最高記録を、今年の箱根駅伝でも4区(20.9km)で区間歴代2位、日本人最高記録で走った。
篠原も個人種目では負けておらず、今年2月にハーフマラソン(21.0975km)で59分30秒の学生記録をマークした。20kmの距離の学生最速ランナーが勢揃いすることになる。Hondaの吉田礼志は駅伝の実績では他の3人に及ばないが、10000mでは27分47秒01と篠原以外には負けていない。チームの「X」には「チームの未来を担う逸材の実業団駅伝デビュー戦」と期待の高さが表れている。

















