1区に今江、市山とエース級 スピードランナーの小林も強力
1区の先陣争いが面白くなりそうだ。GMOが前回3区区間賞の今江勇人(27)を起用してきた。優勝した前回は吉田祐也(28。東京2025世界陸上マラソン代表)で区間2位に40秒差を付けた。そのときのような大量リードは難しいかもしれないが、1区区間賞候補筆頭だ。
サンベルクスは市山翼(29)を起用。3月の東京マラソンで2時間06分00秒の日本人トップとなった選手だ。GMOの今江も今季はマラソンに進出している選手で、今江、市山とも圧倒的なスピードを持つわけではない。区間賞を取れなくても絶対に後れない、というチームの意思表示だろう。GMOは太田、サンベルクスは吉田響と、両チームとも3区に大物ルーキーを起用し「1、2、3区で前に行きたい」(GMO伊藤公一監督)と言う。
もう1チーム、1区に強力なカードを切ってきたのがSUBARUである。移籍加入した小林歩(27)は24年ニューイヤー駅伝3区区間賞選手。10000mでも27分28秒13と、1区選手の中ではワンランク上のタイムを持つ。SUBARUの奥谷亘監督は「1区から攻めて、しっかり流れを作る」と起用意図を説明した。
Hondaも5000m13分24秒11の中野翔太(24)、ロジスティードも5000m13分36秒21の富田峻平(25)と、スピードのある選手を起用。昨年の吉田祐也のような独走にはならないかもしれないが、終盤で激しい先頭争いが期待できる。

















