きょう(30日)から来年用の「年賀はがき」の販売が開始されました。
■年賀はがき販売開始 ピーク時に比べると80%以上の枚数減少
出水麻衣キャスター:
2026年用の年賀はがきの発行枚数は、去年と比べると30%以上減り、7億5000万枚。ピークである2004年の44億5000万枚から比べると、80%以上も減ってしまっている現状です。
年賀はがきは、2024年に値上げがあり、1枚85円(値上げ前:63円)になっています。
年賀状のやり取りは減っていますが、TBSスペシャルコメンテーターの星浩さんは未だに、毎年120枚、年賀状を書いてらっしゃるということです。
「毎年の楽しみは、建築家の友達から届く年賀状」とのこと。その友達は毎年旅行に行かれるということで、実際に届いた年賀状を見せてもらいますと、旅行先のチェコ・プラハでスケッチしたものを年賀状にプリントして送ってくださったということです。一筆も添えてあります。
星さんは「新年の挨拶はネットに移り変わっているが、友達たちと繋がる機会として続ける予定」と、話していました。
■年賀状じまい用の年賀状にシール? “年賀状じまい”の支援サービス
出水キャスター:
年賀状を送らない方や、もう年賀状をしまったという方も多いです。
そのような方々を支援するために、印刷を行っている企業(おたより本舗)では、「年賀状を卒業しました」、「今後はメールなどに代えさせていただきます」というメッセージがあらかじめプリントされている「年賀状じまい年賀状」を発売しています。
また、既存の年賀状に「勝手ながら本年を持ちまして年賀状でのご挨拶を控えることといたしました」という「年賀状じまいシール」を貼ることによって、年賀状じまいをお知らせするサービスも2025年から開始しています(日本ホールマーク)。
■5円お得「年賀状をしまわせない」日本郵便の取り組み
出水キャスター:
一方で、日本郵便は「年賀状をしまわせない」という気合いで、様々な取り組みをしています。
「広告付きの年賀はがき」が、一部の郵便局やネットで売られています。年賀はがきにあらかじめ企業や自治体の広告が載っていて、5円安い80円で購入することが可能です。たくさん枚数を送るという方は、このようなサービスがあると少しお得に年賀状を送れますね。
さらに、日本郵便からは新たに、「年賀状を自分たちはこれからもやっていきます」「年賀状じまいしません」などがプリントされている「『年賀状つなぎ』はがき」も発売されています。
■1等は30万円!歴代の豪華なお年玉賞品
出水キャスター:
年賀はがきで忘れてはいけないのが、嬉しい「お年玉賞品」です。
2026年の年賀はがきでは、3等は「お年玉切手シート(85円と110円切手)」、2等は各自治体の名産品などがもらえる「賞品カタログギフト」。
1等は「現金30万円」。選べる電子マネーにすると、ギフト31万円分などが当たるということです。
なかなか当たらないだろうと思われる方もいらっしゃると思いますが、1等は100万本に1本(752本)ありますので、夢があるなと思います。
なお、2等は1万本に1本(7万5261本)、3等は100本に3本(2257万8360本)あるとのことです。
過去どのような商品が提供されていたのでしょうか。
お年玉くじは1950年用からスタートしました。当時は戦後でしたので、「お互いの消息がわかり励ましあえる。さらに、お年玉くじで人々の心を前向きにしたい」という思いから、始まりました。
記念すべき第1回の特等は、嫁入り道具の定番「ミシン」でした。1979年の1等は「ラジオ付きテレビ」で、バブル全盛期の1989年は「海外旅行券」でした。
2000年に入るとより実用的なものになり、2014年からは「現金1万円」。その後、年賀はがきの枚数が少なくなっていったことで、2019年には「現金30万円」にジャンプアップしました。
2026年もお年玉くじは1等30万円です。1等は700本以上あるので、一筆したためてみてはいかがでしょうか。
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〈プロフィール〉
増田明美さん
スポーツジャーナリストとして「細かすぎる解説」が話題に
ロサンゼルス五輪 マラソン日本代表
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