年間の乗客数は4分の1まで減少…

市電の年間の乗客数は、ピーク時の昭和38年は、およそ4400万人でしたが年々減り、昭和63年にはおよそ1100万人と、4分の1まで減少。
背景には各家庭に自動車が普及したことがあげられます。
Q. 交通局の思い出は
(市電最後の車掌 久保光徳さん)「伊敷線・上町線の廃止ですね。生涯忘れることはない」


かつて市役所前と清水町を結んでいた上町線と、加治屋町から伊敷町までを走っていた伊敷線。利用客の減少による赤字と車が増えたことによる道路渋滞緩和のため、昭和60年に廃止されました。
(乗客・当時)
「とても残念に思います。子どものときから…初めて上町線が通った時から利用していた」
「長い間ありがとうございました」

(市電最後の車掌 久保光徳さん)「発車前に電車は電停にいましてお客さんは、満員状態。ホームや付近の歩道は、見送りの方でいっぱいでした」
鹿児島市交通局の収支は平成27年度の黒字を最後に9年連続の赤字で、今年度もおよそ7億5000万円の赤字を見込んでいます。

電車部門は過去3年間は黒字でしたが、今年度は4年ぶりに赤字に転落する見込みで来年8月に大人は現行の170円から30円値上げして200円に。小学生以下は80円から20円値上げの100円にする方針です。
 
   
  













