「クマの習性を把握し遭遇しないことも大切」

そして、クマ被害はことしも起きています。10月、同じく高山市の上宝町吉野の山中で75歳の男性が夕方にクマに襲われ、左腕を骨折するなどの大けがをしました。
男性は1人で栗拾いをしていて「親子のツキノワグマに遭遇した」ということでした。その後、高山市が現場に設置したワナの檻には、親子とみられる2頭のクマが捕獲されました。
(高山市・田中明市長)
「どこでクマに遭遇して被害に遭うか分からない。習性をしっかりと把握する中で、クマに遭遇しないことも大切だと思う。できることをしっかりやっていきたい」

また、10月5日には世界遺産・白川郷でもスペイン人観光客の男性が、クマに背後から襲われ腕に軽いケガをしました。
(柳瀬晴貴記者)
「男性は友人と2人で写真を撮っていたところ、茂みの中からクマが現れたということです」
岐阜県でも、ことしはエサとなるドングリの実りが悪く、クマ出没に対し警戒感が非常に高まっています。















