2021年6月、千葉県で大型トラックが小学生の列に突っ込み、2人が死亡、3人がけがをする痛ましい事故がありました。
この事故を受け、国は緊急の通学路点検を指示。その結果、県内では対策を必要とする、いわゆる『危険な通学路』が2129か所あったと公表されました。新潟市中央区旭町通の通学路もそのひとつです。
【大村伸介さん】
「はい、じゃあ行きますよ。きょうは傘があるから横に広がらないでね」

子どもたちは大村さんを先頭に毎朝、集団で登校しています。この日は雨も降っていたため、傘のせいで子どもたちと車の距離はいっそう近くなっていました。
特にカーブの場所は、内輪差で白線をはみ出す車も多いことから、別の保護者が車を一時的に止めて安全を確保しています。現場近くの道路では、2018年に大学生がひき逃げされ死亡する事件もありました。