彗星は宇宙の謎を解く「鍵」
天文に詳しい山陽学園大学地域マネジメント学部講師の米田瑞生さんは、彗星は宇宙の謎を解き明かす鍵となると話します。
ー太陽系外から彗星「3I/ATRAS」が近づいているのですね。
山陽学園大学 米田瑞生さん
「太陽系の中には太陽系の仲間たちしかいないと思ったんだけども、よそ者がたまに訪ねてきてまた出ていくというような、ちょっとダイナミックな様子が分かってきたんですね。
彗星観測は、目に見えない宇宙の謎を解き明かす重要な鍵となっているのです」
彗星観測の科学的意義
ー彗星の発見にはどのような意義があるのでしょうか。
米田瑞生さん
「彗星を発見して研究することには、重要な意義があります。
彗星の正体は『水の氷や二酸化炭素の氷、つまり氷やドライアイスの塊のようなもの』であり、太陽に近づくにつれて熱せられ、その本体が溶け落ちてガスや塵を放出することで特徴的な尾を形成するということです。
氷であるということは他にも意味があって、冷たいものでできている、ドライアイスとか水の氷でできているということは太陽圏の遠いところ、そこで形成された太陽の熱が届かないようなところでできたということは推測できます」














