先月から中国の海洋調査船が奄美大島周辺などの日本のEEZ=排他的経済水域で活動を繰り返していることについて、十管本部の大達本部長は23日、会見で今回の活動を「特異な事案」と話し、周辺海域で引き続き警戒を続けるとしています。
(第十管区海上保安本部 大達弘明本部長)「短期間の間に複数回、中止要求を実施するという事態になっている。非常に特異な事案と認識」
十管本部によりますと、奄美大島の西およそ400キロの日本のEEZで、中国の海洋調査船「向陽紅22」による活動が先月28日から今月13日にかけて、7回確認されています。また、徳之島の西およそ220キロでも別の海洋調査船「同済」の活動が今月14日、確認されました。
23日の会見で十管本部の大達本部長は今回の中国船の活動をこれまでの周辺海域での活動と比較し「特異な事案」とし、「法に基づいた毅然とした対応が重要」と話しました。
(第十管区海上保安本部 大達弘明本部長)「十管区は現場を抱えている管区、外国船舶の監視警戒に国際法や国内法にもとづき冷静かつ毅然と対応することが非常に重要」
十管は引き続き、巡視船で周辺海域の警戒を続けるとしています。














