自分を支えた「父からの言葉」

仙台大学体操競技部 鈴木一太選手:
「『やり続けたら結果出るから、もうちょい頑張りな』みたいな感じで言われていたので、もうちょっとがんばるか、みたいな感じでした」

それは高校時代。期待されながらもタイトルは遠く。

3年生最後の全国大会も目標の個人総合優勝に届かず、ふさいでいた時でした。

仙台大学体操競技部 鈴木一太選手:
「その大会で全然だめで、『もうやめようかな』みたいになった時はありますね。やめようかなって思って、言ったら、(父が)『俺が見るから』って言ってくれて。マンツーマンでやりました。技術的なことっていうよりメンタルですね。自分が『できない』って思っていたけど『やってみな』と言われて、やったら意外にできた、みたいなことが結構多くて。そういうところがよかったかな、技のバリエーションが増えたかな」

仙台大学体操競技部 鈴木良太監督:
「私の指導スタイルが『とりあえずやってみようよ』というのが、きっかけというか。『ダメだったら次考えようか』っていう方が、もしかしたらできちゃう可能性もあるので。そういうのが結構多いんですよ。
頭でっかちになって最初から『できない』ってよりも、とりあえずやってみて形になるかどうかっていうのを探って、得意不得意あるので、その辺を見極めながらやった方が楽しいんじゃないかなと」
