今回のヒーローは、宮城県柴田町から日本一へ、仙台大学体操競技部・鈴木一太選手です。

彼の転機となったのは、2024年に挑んだ全日本体操種目別選手権。

世界でも一握りの選手しかできないG難度の大技、リ・ジョンソンを完璧にきめると。

高難度の演技をいくつもこなして見せた18歳は、なんと、オリンピックメダリストの橋本大輝選手、岡慎之助選手をおさえ、種目別ゆかで優勝を果たしたのです。

このタイトルはかつて、白井健三さんが6連覇、仙台大出身の南一輝選手が5連覇を成し遂げてきたもの。

宮城の新星が、強豪ひしめく体操界のトップへ。

仙台大学体操競技部 鈴木一太選手:
「(自分以外)みんな代表なので、やっと食い込んできたなと。だんだん自信につながってきました」