紅葉が盛りの青森県の八甲田山系で、今シーズンの初積雪が観測されました。
酸ケ湯の初積雪は平年より1日遅く、2024年より18日早く、観光客が銀世界に驚いていました。
市川麻耶 キャスター
「紅葉していますが、その上には真っ白な雪が積もっています。ここでは秋と冬、二つの景色を同時に楽しむことができます」
標高925mにある八甲田の酸ヶ湯温泉では20日午後10時ごろから雪が降り始め、気象庁の観測では、深夜12時までに1cmの積雪を観測しました。その後も雪が降り続け、21日午前6時~8時にかけて積雪が2cmに達しました。
酸ケ湯の初積雪は平年より1日遅く、2024年より18日早くなっています。
愛知県から来た人は
Q.愛知県と比べてどうですか?
「この前まで暑くて仕方がなかったけれども、びっくりした!とんでもない」
神奈川県から来た人は
「きのう来る時は紅葉がすごいきれいで。一日でこんなになってしまった。レンタカーで八戸から来たが、ノーマルタイヤだから帰りが心配」
雪の降り方は、標高によってまったく異なります。標高670mの八甲田ロープウェー山麓駅周辺は、紅葉はいまが盛りとなってはいましたが、そこより標高が高くなると…。
市川麻耶 キャスター
「八甲田山頂では秋の余韻すら感じません。辺りを見渡すと銀世界!真っ白です!」
県内から来た人
Q.きょうは何を見に?
「紅葉!びっくりしたんですよ。笑っちゃいます」
東京から来た人
Q.何分くらい見ました?
「3分ですね。もういいです。十分です」
マカオから来た人
「すばらしい!ワクワクする!信じられない!」
標高1320mの山頂駅は、正午の時点でも気温はー1度。
遊歩道には、約10cmの雪が積もっていて、子どもたちは雪遊びを楽しんでいました。
八甲田は21日に、里にある青森地方気象台からも初冠雪が観測されました。2024年より2日、平年より1日遅い初冠雪となりました。
県内は今週に入り寒気が流れ込んでいて、青森市内では今週24日(金)まで最高気温が15℃を下回る日が続くと予想されています。