自民党と日本維新の会の、新たな連立政権を視野に入れた協議が大詰めを迎えています。鹿児島の政党関係者も協議の行方に注目しています。

(日本維新の会 藤田文武共同代表)「結論としては今回の協議については大きく前進した」

大詰めを迎えている、自民党と日本維新の会の連立を見据えた協議。最大の焦点は、維新が求める議員定数の削減です。

17日の協議で着地点が見出せるかが注目された中、連立に向けた動きを県内の政党関係者も注視しています。

日本維新の会所属の鹿児島市議会の田代芳樹議員です。議員の削減は必要との考えを強調します。

(日本維新の会 田代芳樹・鹿児島市議)「私たちは身を切る改革をやってきた政党。議員の1割カットは必要。それが実現して全てほかのことが進むと感じている。少しずつ支援者を増やしながら最終的に組織を立ち上げたい」

自民党県連の藤崎剛幹事長は、維新が求める議員定数削減に、慎重な考えを示しました。

(自民党県連 藤崎剛幹事長)「いきなりの数字なので非常に当惑している。数字はデリケートなもの。しっかりと熟議して決まるもの。交渉の場に出てくることに戸惑いを隠せない。地方は固唾をのんで見守っている」

17日、維新は野党との連携協議から離脱する考えを示しました。この動きに、立憲民主党県連の柳誠子代表は…

(立憲民主党県連 柳誠子代表)「今の政治を自民党と維新が連立を組んで続けていった先の政治がどういうことになるのか考えていかないと、本当に心配する」

与野党は、臨時国会が召集される21日に総理大臣指名選挙を行うことで大筋合意していて、今後も与野党の駆け引きは続きそうです。