津田さんは、地元・神奈川でも動き始めています。

自身が開いている歴史や憲法を学ぶ会。加計呂麻島で集めた「集団自決壕」の証言を取り上げました。

(津田憲一さん)「集団自決や特攻がよその国でも起こっていいはず。でもなぜ日本でしか起こらなかったのか」

(津田憲一さん・71)「(証言の)一言一言がどうやって生み出されたのか、その背後にあるのは何なのか。そこを入口にして、こういうことで一人一人の庶民を巻き込んでいったのだと、自分で気づいていく。それが戦争体験を話してくれた人、あるいは話すことができないたくさん亡くなった人たちに対する向き合い方だと思う」

戦争の悲劇を再び繰り返さないために、どう教訓にしていくか。今を生きる私たちに委ねられています。