倉庫と会場を1日4往復…売上絶好調だった「ミャクミャクグッズ」

 そして万博の経済効果を語るうえで外せないのが、公式キャラクター・ミャクミャクの人気です。グッズの売上は8月末までで800億円にのぼります。来年3月末まで続けられることが決まっている公式グッズの販売では、売り上げからライセンス料として6%~10%が博覧会協会へ入るということです。

 ミャクミャク人気について、グッズを手がける会社のひとつであるヘソプロダクションに話を聞くと、納品の頻度は2台のトラックで万博会場と倉庫を1日に3~4往復するほど。当初はミャクミャクになりきれるようなグッズが主に売れていましたが、終盤は「ミャクミャクが付いていたら何でも売れる」状態になっていたということです。
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 大阪近郊以外に目を向けると、兵庫県北部の城崎温泉のように「万博に客を取られてしまった」という地域もあるようですが、日銀による近畿2府4県の「景況感」の推移を見てみると、製造業・非製造業ともに上向いていることがわかります。