餌代の急騰さらに海水温上昇が追い打ち

円安の影響で養殖の餌となる魚粉の価格はここ3年で6割も上昇。
経費に占める餌代の割合は去年の60%から今年は75%にまで膨らんでいます。
さらに追い打ちをかけているのが異常な暑さです。

今年7月、水深1メートル付近の水温が30度に達しました。例年なら8月中旬頃の水温です
その影響で連日、数十匹単位で魚が死んでしまったといいます。
松浦養殖 森英明さん
「餌を食べるのにも消化するのにも体力を使うので病気になりやすかったりする。餌をやりすぎないようにほどほどに8分くらいが目安です」
養殖業者の倒産も・・・
最近、同じ港の養殖業者が倒産しました。

松浦養殖 森英明さん
「(魚の価格は)餌の高騰分を取り戻せるほど値上がりしてないですね、市場の天然魚との兼ね合いがあるので養殖魚だけポンとあげるわけにはいかないので、(経営は)難しいですね」