認定こども園の保育士らの大量退職をめぐり提訴です。

 訴えを起こしたのは、堺市西区の認定こども園を退職した元園長や保育士ら6人です。

 訴状などによりますと、元園長は職場環境の改善などに取り組んだものの、運営法人側から管理能力不足などを理由に降格処分を受けたということです。

 また、園長の処分に異論を述べた保育士らに対し、運営法人側は継続して働くか退職するかの二択を迫るなどして、21人いた保育士のうち15人が退職したほか、約30人の園児が転園したということです。

 元園長らは10月14日、運営法人などに対し、「いやがらせ行為でうつ病を発症した」などとして約450万円の損害賠償を求め提訴しました。

 (元園長)「子どものために、職員のために、いろんなことを改善して、すてきな園を作り上げていきたかっただけなのに。私たちのようなつらい思いをする保育士たちがいないような世の中になってほしい」

 運営法人は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。