80年前の京都市上京区で起きた空襲で生き残った男性が11日に講演会を開き、当時の記憶を語りました。

 1945年6月に起きた「西陣空襲」。京都市上京区の西陣地区に7発の爆弾が投下され、40人以上が亡くなりました。

 この空襲で姉を亡くした水口章さんが11日に講演し、変わり果てた街の様子を語りました。

 (西陣空襲で姉を亡くした 水口章さん)「壁土とか屋根の土がもうもうとあがって、何もわからなくなって、子どもの頃に遊んだ街並みがほんまに悲しい思いだった」

 水口さんは空襲の被害を様々な人に知ってもらい、平和を考えるきっかけにしてほしいと訴えました。