また、この日の囲み取材では第2子の妊娠中であることも明かし、「今8か月で子供が2人になるので、まずそこの育児をしっかりまた頑張りたいのと、子供を育てながらなんですが、友香子のコーチにもなることになってるので、コーチをしながらレスリングにはずっと関わっていきたいなと思っています」と今後について話した。

金城は2016年リオ五輪、2021年東京五輪と2大会連続で金メダルを獲得。レスリング教室を開いていた両親の影響で10歳でレスリングを始め、2013年に憧れの吉田沙保里、伊調馨が在籍した至学館大学へ進学。大学4年でリオ五輪に初出場し、女子63キロ級で金メダルを獲得した。

2019年には、五輪4連覇のレジェンド・伊調馨と激しい代表争いを制して東京五輪の切符を獲得。2年後に開催された東京五輪女子57キロ級で金メダルを獲得し連覇を達成した。同大会では妹の友香子も62キロ級で優勝、姉妹で金メダルの快挙となった。

■金城梨紗子(きんじょう・りさこ)
1994年11月21日生まれ。石川県津幡町出身。2016年リオ五輪レスリング女子63キロ級で金メダル。2021年東京五輪女子57キロ級で金メダル。妹・友香子も東京五輪62キロ級で金メダルを獲得し「姉妹で金」を達成した。2021年8月に結婚し、2022年5月に第1子となる女児を出産。その後も競技を続け、2024年の世界選手権女子59キロ級で金メダル、母でも世界一に輝いた。