■気象庁が解説するメカニズム(図あり)

●竜巻は、発達した積乱雲に伴って発生する激しい渦巻きです。多くの場合、ろうと状や柱状の雲が見えます。

●台風、寒冷前線、低気圧などにより、大気の状態が不安定になる際に発生することがあります。

●竜巻は陸上でも海上でも発生します。海上竜巻を含め年間約60個の発生が確認されています。(9月が最も多い)

●短時間で狭い範囲に集中して甚大な被害をもたらします。被害は、長さ数㎞、幅数十~数百mの狭い範囲に集中します。

●移動スピードが非常に速い場合があります。過去に発生した竜巻の中には、時速約90㎞(秒速25m)で移動したものもあります。

また気象庁は、日本において「2007~2024年を平均した1年当たりの竜巻発生確認数は、海上竜巻を含めた竜巻全体では約51件、海上竜巻を除けば約20件となっています」としています。

つまり、平均すると海上竜巻は30件程度と、地上で発生する竜巻より10件ほど多いのです。