2日の午前11時ごろ、山形県庄内地方・鶴岡市の沖に巨大な竜巻が現れました。その様子を撮影した視聴者が、TUYに動画を寄せてくれました。驚異の気象現象を、貴重な動画と画像で見てみましょう。

天高く伸びる渦状の雲に、海面には霧のようになった水しぶき。動画を見ると、とても太く巨大な渦が、海の水を巻き上げて空につながってく様子がわかります。

竜巻は、ゆっくりと現れてどんどん大きくなり、15分間ほど海上で渦を巻いていたと言います。また目撃者によると、この他にも竜巻らしきものが複数発生していたという話もありました。

TUYでお天気情報を担当した杉澤綾華気象予報士によると、2日のこの時間帯の庄内地方は、上空に寒気が入った影響で大気の状態が不安定になり、空気の対流が起き、地表の暖かい空気が上昇気流となって積乱雲が発達したとのこと。その流れで竜巻が発生したとみられます。

春や秋は、上空と地表付近との気温差が大きくなることがあり、こうした現象もみられる可能性があるとのこと。中でも秋は竜巻が多いシーズンだということです。