週刊誌記者になるための適性を聞くと、「“人”に興味がある人。結局はそこだと思います。週刊誌が新聞と違うのは、人にフォーカスした記事だというところ。事件の“構図”ではなく、事件の裏にある『どうしてこの人がここに至ってしまったんだろう』という所に興味を持てる人が、向いてると思いますね」と、週刊誌の存在意義にも触れる。

10月7日(火)に放送を開始するドラマストリーム『スクープのたまご』(TBS系)では、今回話を聞いた週刊誌編集部の舞台裏と同じように、“スクープ”が生み出されていくさまを、リアルに映し出す。

原作は、大崎梢さんの同名小説。主人公で入社2年目の信田日向子(演=奥山葵)が「週刊千石」の新人記者として、奮闘しながらも成長していく様子が描かれる。スクープの裏側で必死にもがく姿は、K氏の話とも重なる点が多い。

食事や飲み会などの誘いを断らないというマイルールのほかにも、「実は、初詣やお参りに行くと、『絶対にスクープが取れますように』とお祈りしています」とも明かしてくれたK氏。

「実際のところは貧乏性でもあるんです(笑)毎週木曜に企画を5本出さなければいけないので、とにかくそれに必死です」と、“宿命”を背負いながら、今日もスクープを追い続けている。