「少数与党への協力」が維新のカード?対する自公は…

 「副首都構想」をめぐっては、政治的な思惑が絡んでいます。政治ジャーナリストの武田一顕氏は「自公政権が少数与党のため、維新は協力する見返りに『副首都構想』の実現を狙っている」と指摘。一方、与党側は維新・国民民主を天秤にかけて、どちらに協力を仰ぐべきか検討しているのではないかと見ています。

 ▼国民「103万円の壁の引き上げ」など⇒お金がかかる
 ▼維新「副首都構想」⇒お金がかからない

 「副首都構想」は、既存の建物をバックアップ拠点に指定するなど、比較的コストがかからず、自公政権にとって“呑みやすい”と武田氏は述べています。

 しかし今回、「特別区」が条件に加わったことで新たな法整備・コストが発生するかもしれず、自公の判断に影響を与える可能性があるということです。