徳中美桜さん(3年)
「正直やらかしたな、欲張りすぎたなという気持ちはあるんですけど、どっちもあきらめたくないなということで」

監督も主演も初めてという徳中さんですが、他の部員の演技にも細かく気を配り、指示を与えます。

(演技指導する徳中さん)「今どっちも、うんうん、お葬式なので、うん!1個目のうんは好きのうん。これで!」

出演者たちの高い演技力に加え、本格的なカメラや編集機器を駆使し、若々しい感性を生かした画面作りが米子高専放送部の真骨頂です。

また映画には欠かせない臨場感やリアリティを高める効果音にも高専生らしいこだわりがあります。

「回しまーす。お願いします。ブーブン」

何パターンものボイスパーカッションを組み合わせて、機械音をリアルに表現します。

門脇仁香さん(3年)
「ロボットが動く音です。思い通りの音がない時は自分で作ります」

収録した音はパソコンで編集、調整しながらシーンに合わせて挿入していきます。

渡邊七海さん(3年)
「録ったセリフをここに並べて音量を均等にしたり。どのタイミングで音を並べたらいいか経験がなかったので難しい」