薩摩川内市に日本最大級の大規模なデータセンターが設置される計画が進められています。関連企業の代表者らが、30日、鹿児島県庁を訪れました

県庁を訪問したのは、台湾の金融系企業と、長野県の企業でつくる準備法人の代表者ら3人です。2社は共同で、薩摩川内市の九州電力火力発電所跡地にある「サーキュラーパーク九州」敷地内に、AI=人工知能を使った情報処理などを行う「データセンター」を整備する計画を進めています。

データセンターの電力規模は350メガワットを予定し、その規模は、日本最大級です。

関係者は2022年に現地の視察を行い、十分なスペースと安定的な電力の確保が可能であることから、火力発電所跡地に決めました。

県はデータセンターやIT企業など、情報関連産業の誘致に取り組んでいて、地元の雇用創出や人材育成につなげたい考えです。

(CDIBキャピタル ダニエル・ツォウ副社長)「建設の段階で土木・設計・インフラ設備で地元の雇用が生まれる。データセンターを適時適切に稼働するためのメンテナンスなどで雇用が生まれると考える」

準備法人は、薩摩川内市の田中良二市長も訪問しました。開設時期は未定で、今後、電力接続の調査などが行われる予定です。