若手への接し方

唐橋:年齢層も18歳のルーキーから40歳までいるわけですね。そういう難しい点というか、気を付けている点っていうのは。

桑田監督:そこはもう声のかけ方と接し方ですよね。例えばもう40歳過ぎてる長野、長さんでしたら阿吽の呼吸でいろいろわかってくれますので、ここはすごく僕自身も楽にさせてもらってます。

桑田監督:ルーキー、18歳の石塚(花咲徳栄高校~ドラフト1位)をはじめね、見た目はおっちゃんかなと思うぐらいですけど、21歳の選手もいる。ほとんどの選手は18から22、23歳の選手ですから。彼らにはやっぱり丁寧に説明しながら指導する時と、あとは落ち込んでる時、ハイになってる時といろいろありますので、彼らの顔色とか動きを見ながらかける言葉、「今ちょっと厳しいことを言っていいかな」とか、「今ちょっと優しめに行こうかな」とか、そんなことを考えながら接してますけどね。

唐橋:常にもう気を配って。

桑田監督:そうですね。長年ピッチャーをやっていましたので。打者を見ながら、次の打者まで見て、相手ベンチのコーチとか監督の動きとかも見ながらいろいろやっていましたね。後ろを守ってくれてる野手のポジショニングとか、風向きを見たりとか。そういうことは現役時代からずっとやっていましたので、観察するのは長けていると思います。