3つの“ミッション”

唐橋:今年の二軍のミッション、3つあるそうですね。

桑田監督:「供給・調整・育成」というミッションを常に頭に置きながら二軍の運営に当たったんですけど、供給というのは一軍への選手の供給、調整というのは一軍の待機選手の調整、そして最後に若手選手の育成。それを「供給・調整・育成」と省略してトリプルミッションと言って掲げているんですけどね。

唐橋:勝ちを考えなきゃいけない、でも育成も考えなきゃいけない。指導方法というのは、難しい点があるのかなと思うんですが。

桑田監督:一軍からもこの選手を何打席立たせてほしい、何イニング、何球投げさせてほしい、何回まで守らせてほしい、複数のポジションを守らせてほしいとか、そういう要望もきますので、それも考えながら。また、ときには三軍から育成選手を少し投げさせてもらえないかとか、2打席与えてもらえないかっていう要望も受けながら。二軍では、やっぱり勝利を目指す中でしか、僕は選手は成長できないと思ってますので、何とか様々な要望に応えながらも勝利を目指していくというね。

桑田監督:また二軍の中でも育成も大事ですから。試合で使わなきゃいけない、チャンスを与えなきゃいけない選手もいますのでね。そういった意味では、僕も常に頭フル回転させてるんですけど、コーチ陣とうまく調整しながら毎試合運営しているっていう感じですね。