春の新作は「挑戦」

今春、中学生になるにあたり、ある作品に挑戦していました。

佐々木奏さん
「制服を作ろうと思って。中学校の制服。」(Q.なぜ?)「中学校の制服が、自分、感覚過敏で、ちくちくして着れなくて。だったらもう自分で作っちゃおうって。」

制服のデザイン画

肌の感覚が他の人より過敏に感じる感覚過敏の特性があり、既存の制服だと、痛みと痒みを感じて着ることができないという悩みを抱えていました。そこで、いっそのこと自分で作ってしまおうと思い立ち、自ら型紙から作ったセーラー服をわずか3日で完成させました。

佐々木奏さん
「なるべく上も下も…学校の指定の制服に合わせる感じで、あと、自分、スカートが苦手なので、幅が広めのズボンにする予定です」

制服のデザイン画


時には家族以外の人にも意見を仰ぎながら作品づくりに没頭します。立ち寄ったのは、ずっと応援してくれる髙倉光一さんです

佐々木奏さん
「セーラー服を見てもらいたいなと思って…」

髙倉光一さん
「ポケットもきっちりついているし…ほんとに、大丈夫。上達。ほんでもようできるようになったね。たいしたもんやわ。」

イベントで知り合って以来、作品へのアドバイスをもらったり、ミシンの使い方を教わったりしながら技術を磨いてきました。奏さんは、自分にとっての「あったらいいな」を叶えようとしていました。