基地負担を巡る「アメとムチ」に揺れる岩国

一方で、岩国市は今年度、基地関係で国から93億円余りの交付金や補助金を受けています。こうした現状に、街では…
(岩国市民)
「小さい時から基地があるので、仕方ないと思う」
「必要な訓練であれば行うべき。(国の交付金が)無くなったら困る人がいるのも現実」
基地負担が増える中でも、分かれる賛否。FCLPは種子島沖の馬毛島へ移転が計画されています。
防衛省は、FCLPに必要な滑走路や施設を2027年末に完成させ、年間最大20日程度の訓練を計画しています。
元岩国市長の井原さんは…

(元岩国市長 井原勝介さん)「こんなもの受け入れてお金を受け取って、この街が住みよいと思いますか?」「ぜひ種子島の人に見てほしい」
基地負担を巡る「アメとムチ」に揺れる岩国。その現状は、馬毛島を抱える私たちに、様々な問いを投げかけています。