9月21日から9月30日までは「秋の全国交通安全運動」の期間です。大阪府堺市の商業施設では23日、交通事故防止を呼びかける啓発イベントが開かれました。
9月23日にイオンモール堺北花田(堺市北区)で開催されたこのイベント。利用客や市内の交通安全協会のメンバーらを前に、北堺警察署の森田直樹署長が「悲しい交通事故をなくすため、交通指導の取り締まりを続けるが、警察の力だけではできません。みなさんのご協力なくして、成し得るものではないと考えています」と挨拶しました。

続いて開かれた交通安全教室では、警察官が、来年4月に施行される改正道路交通法について説明。 自転車の交通違反に対しても「青切符」が交付され、車やオートバイと同様に反則金が科されることを説明したうえで、「ながら運転」や「飲酒運転」が取り返しのつかない事故につながると訴えました。
8月末時点で大阪府下の交通事故死者は75人

大阪府警によりますと、今年に入ってから8月末までに、府内で起きた交通事故で死亡した人は75人にのぼるということです。
重大な事故から身を守るため、府警は、▽自転車に乗る際のヘルメットの着用や▽ながらスマホ運転の禁止などを呼びかけています。
また、イベントには府立金岡高校の吹奏楽部も参加。「部員のほとんどが自転車通学で、交通安全はとても重要なこと。事故のない毎日を目指したい」としたうえで、SNSを中心に大流行している、アイドルグループ「CANDY TUNE」の『倍倍FIGHT!』などを披露しました。
悲惨な事故とバイバイ!そのためには、1人1人が交通マナーを守ることが求められています。