兵庫県議会の自民党会派に所属する議員が虚偽の申請をして、ホテルの宿泊代に政務活動費を使っていたとして、議員辞職願を提出したことがわかりました。

 兵庫県議会に辞職願を提出したのは、無所属で自民党会派に所属する松井重樹議員(71)です。

 議会の関係者によりますと、松井議員は翌日に県庁の職員と面会したと虚偽の申請を繰り返し、過去5年間にホテル(神戸市内)の宿泊代として政務活動費約180万円を不適切に使用していたということです。松井議員は全額を会派に返却する意向を示していて、県議会の各会派は今後、辞職願の取り扱いについて協議する方針です。

 松井議員は8月、委員会で斎藤知事の発言を「心神喪失」と揶揄しその後、謝罪していました。